コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

スマホ詰パラNo.7356天の川作の序盤

スマホ詰パラNo.7356天の川作を解いた。
図面はこう。
持駒 金金銀銀銀
玉方 46香、57と、75香、88玉、97歩
詰方 36銀、38角、59金、 64角、66歩、74と、86金、98歩以上21手詰。

手順は当ブログでは省略する。このブログは不親切極まりないのである。
僕はこの作品を解いた時、前半に強い不満を感じてしまった。
手順は不満を感じるほど悪くない。むしろ好手の連続である。
構成が悪いのである。
後半、特に56銀、68金打~57金がすこぶる味が良い。
これは66の辺りで展開される手順である。
ところが前半は全然別の場所で勝手に展開されているように感じてしまう。
僕は全然別の場所で展開される=舞台が二つあると言うのは、それはそれで面白い創り方だと思う。
本作は後半は秀逸である。
前半は普通の手順。前半は軽くは悪くない。
それが全然別の場所でやっているので、駄手順に感じてしまうのだ。
後半の手順とは関係ない、全然別個のものを取り付けた感がありもったいないと感じた作品なのである。
こう言う不満感があると、ちょっと改作したくなってしまう。
それが次の図。

持駒 金金金銀銀
玉方 44と、46歩、56と、67玉、75香、77歩。
詰方 29角、36銀、59銀、87香、97角以上15手詰。

終2手目は同とが作意である。
この図はまだ推敲の余地はあるだろうが、収束11手を生かす序は色々考えられ、かなり優れた素材だと思う。

★ところで天の川さんはスマホ詰パラに沢山良い作品を発表しているが、詰パラ本誌に発表のある作家のスマホ詰パラペンネームだろうか?
それともスマホ詰パラだけの人なのだろうか?