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詰将棋作家のひとり言

詰将棋に関する事だけ書きます。

詰パラ2016・1月号(結果稿)大学12

詰パラ2016・1月号(結果稿)大学12

★まず解説に若干おかしなところがある。
序盤8手は導入である。
8手目から主題が始まるのだが、16歩を打たず24飛~36桂で35玉を詰むか確かめているが、23と、同角がないなら46銀、36玉には45馬の一発で詰んでいる。
なので、16歩は打つ打たないに関わらず36桂には24玉で詰まないので、23と、同角としなくてはいけない。
解説としては16歩を入れず、23と、同角、36桂、35玉で解説文につながれば問題ない。
まあ、本作の本質を理解するには大変良い解説なので、別に指摘しておかなくても良いような事である。

☆この作品の狙いのアイディアは若島正氏がTwitterでつぶやいていた事である。
打歩回避に歩の先打しておいたらその歩が二歩になって詰まなくなるのは意外に創るのが難しいような事を言っていたのである。
どう書いてあったかは記憶がないのだが意味はこんな感じであった。
僕はそれを読んで瞬時に思った。
その通り意外に創るのは難しいだろうと。

二歩になって詰まなくなる局面は出来たとしよう。
問題はどうやって歩を消去するかだ。
打歩の局面を作っているので、歩桂角以外を持駒に出来ない。
歩を突いて消去出来たら良いのだが、先打突き歩詰にしている関係で上手い案が中々ない。
一つの機能で先打突き歩詰と二歩禁解除を組み合わせるのはピタリと来る方法が浮かばないのである。
仕方ないから、別々の局面を作る事にした。
14玉の地点で打歩にしたなら、13玉に14歩が二歩禁にすればもう少し短い手数で出来そうだが、それが難しかったので18玉に19歩を二歩になるようにした。
ここまで遠いとどうしても手数が長くなる。
そのため手順濃度が薄くなり、点数は低い評価になってしまったが、この作品は自分では気に入っている作品である。
歩を消去するにはロジック的には、原型消去したいところだが、変化に重要な22銀を使って消去する手順は味としては感触が良い。かなり機能的に出来たので会心作と思っているくらいである。

★某氏が短評でよく捌けるが狙いが分からないと言うような短評をしているが、Twitterを読んでいると熊野古道氏ではなかろうか?
もし氏だったのなら、この短評を書いた理由は分かるのである。
短大の作品を褒め過ぎたので、シマッターと思いその帳尻合わせに違いないのである(笑)。