チョー一流作家のひとり言

詰将棋に関する事だけ書きます。

僕の夢②

『僕の夢』

今度は憧れの看寿に会えた。

僕「看寿先生。図巧第36番はどう思ってますか?」
看寿「あれは意外にも作意手順としてはベスト10に入るくらい気に入っていたが、出来が悪くてね。
しかも余詰もあったようだ。」
僕「修正する気はないんですか?」
看寿「修正したいのはやまやまなんだが、新しい作品の創作に忙がしくてね。」
僕「あの作品、僕が修正してみました。」
看寿「残念ながら今はこの図には何も言えないね。私はとことん検証してから評価する主義なのでね。」
僕「あのー、玉位置を変えてしまったんですが?」
看寿「それに何の問題があるのかね。
図式の全格配置なら、あの作品集は私の意に満たない作品がいくつかあり、差し替える新作を創っているところだから、どの位置で修正されても対応出来るよ。
実を言うと第36番は45玉が最適と予想して、新作を創っているところだよ。」
僕「世間には玉位置・作意不変で修正する原則があるんですが。」
看寿「それは知っているけど、私には意味がないね。玉位置作意不変にこだわって良くなるものを良くしない、それでは困るね。
それならたとえ良くなっていなくても、良くする努力をしてくれたほうがありがたい。」
僕「じゃ、玉位置作意不変修正の原則は気にしなくて良いのですね。」
看寿「そう、私に限ればだね。
他の人はどうか分からない。兄は怒るかも知れないよ。」
僕「昨日、無双第17番の改良図を見て頂いたら怒れてしまいました。」
看寿「あれは体裁で怒っただけだよ。
実は兄は大変喜んでいてね。『あいつはけしからん奴だ!』と言っていたが、私には心底喜んでいる事が分かったよ。
お陰で昨晩は一晩中付き合わされたよ。
新作に取り掛かっていたところだったので、君にはえらい迷惑してしまったね(笑)。
久し振りに兄に会えて良かったのだけどね。」
………

とここで目が覚めた夢を見てみたいと言う夢があるのである。