コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

好きな創り方

詰将棋作家の感性は十人十色である。
何を嫌い、何が好きか極端な違いがあるのである。
今回は僕が何が好きかを書いてみる。
特に好きなのは原形戻しと1度打った駒を捨てる事である。

原形戻しとは一つの駒だけを変え、又元に戻す手順である。名称は僕が勝手に呼んでいるだけである。

1度打った駒を捨てるはどっかの課題作になっている気がしたが思い出せないのである(笑)。
その打ち駒で一番好きなのは歩である。
どのくらい好きかと言うと、詰将棋の手の中で最も好きなのである。
これは冗談じゃなく本当なのだ。
前記事の10月号(結果稿)デパート③青木裕一作は一端歩を打って突き出している。
そして、捨てた17歩を又打っている。
これは僕にしてみると、詰将棋史上一番好きな手順と言う事になる。
僕はこの作品を評価している理由である。
成駒合駒の構想が素晴らしいとして評価しているのではなく、それを生かす構成が素晴らしく、それをこの盤面駒数と短い手数で出来ている事を評価しているのである。

さて、この記事を書いて何かのネタばらしをしている気がするが、気にしないのである(笑)。