チョー一流作家のひとり言

詰将棋に関する事だけ書きます。

ゆる詰の続き

一つ前にゆる詰について書いた。
ゆる詰とは誰が言い出して、その人の真意が分からずに書いている。
僕が初めてこの言葉を聞いたのはK氏の持駒のない風景である(笑)。
否、あるだったか?
失礼だけどいつも流し読みなのでよく覚えていないのである。
そこで僕は収束の類似を避けるのにゆる詰は効果的と言っていると解釈した。
半分冗談かも知れない。
だが真面目一本槍の僕には冗談が通じないのである(笑)。
真っ向から反論する事にする。

そもそも詰将棋の収束は所詮はどれかの収束と同じである。
収束の3手5手で類似をしないようにはほとんど創れない。
変な話だが類似があればあるほど類似は不問になるのである。
逆に組合わせに特殊性がある時に、この組合わせしかないと言った時に、前例があると言われてしまうのである。
これは自分でも上手く説明出来ているとは思えないが、収束の前例を避けるためにゆる詰にするのは意味ない事と言っているとだけ理解して頂きたい。
結論として故意にゆる詰にするのは理解出来ないのである。

たがゆる詰にはもう一つのパターンがある。
収束を付けようにも、まともな収束を付ける事が不可能な時である。
この場合は僕は緩むのは仕方ないと思っている。
それでも自分の方からゆる詰と言うべきではないと思う。
解答者が言う事なのである。

さて昨日の言及した作品の収束型である。
持駒 銀
玉方 11香、22飛、31玉、55銀
詰方 23龍、24角で42銀とした形である。
21玉は22龍、同玉で33銀成でも33角成でも同手数。
同飛、同角成、同玉で32飛、51玉、53龍、61玉、62龍が作意設定と思われる。
だが32飛で22飛、41玉も同手数かつ複数の詰手順ありだ。
32飛なら41玉で21龍があり早いのだが、強要出来ない。
言わば希望限定だらけと言う事である。
僕はこれは発表出来ない緩み方だと思う。
無理矢理収束出来ないかと考えてみたが、以前に53角成の手があり53に利かせられない。
余詰の関係もあり、5筋より右には駒を置けない。
6筋でさえ厳しい。
7筋に変な駒を沢山置いてギリギリ可能性があるかないかである。
僕ならそこ迄して収束をまとめるだろうけど、普通はそれは耐えられないだろう。
ならどうするか?
簡単である。捨てるしかないのである。
そもそもこの作品はそれまでの手順は大した事ない。
言わば割り切れていてこその手順である。
捨てても全然惜しくないのである。
そもそも詰将棋は断腸の思いで捨てる事の方が多いのである。
これに耐えられない人は詰将棋では飯は食えないのである。
あー、詰将棋はどんな優秀な作家でも飯は食えないのである。
(笑)を付けて閉めたいのだが、当たり前な事なので(笑)は付けれないのである(笑)。