チョー一流作家のひとり言

詰将棋に関する事だけ書きます。

逆算法

今回の記事は創作ビギナー向きに書いたものである。
もっとも、つもりでしかないのであるが(笑)。

詰将棋の創り方で逆算と言われるものがある。
収束部分3手の場合もあれば、7手以上の場合もあるが、そこから手順を前の方へと創って行く分けだ。
詰将棋を創った事のない人には、えっそんな事が出来るのかと思うかも知れないが、この創り方はポピュラーなのである。
その反対で前の方から創るのは、最初に言った人は正算と呼んだ。
しかし、逆算の対義語は正算でなく順算だから正算と言うのはおかしいと言った人がいる。
今では正算と言わずに順算と呼ぶ人も多い。
僕は順算と言う事はない。
詰将棋用語はほとんど世間では使われない言葉ばかりである。世間では使われない言葉の正算が変だと全く思わないからだ。
詰将棋用語の多くは直接表現しようとした名称が非常に多い。
逆の反対は正。だから逆算の反対の創り方は正算と呼ぶ。誠に分かり易いネーミングである。
でだ。この記事は正算と呼ぶ事に統一しよう。
………と言うものではない。
別に順算と呼びたい人はそう呼べば良いのである。
実はこれに関する文章は、横道にそれているのである(笑)。

先程、逆算創作はポピュラーと書いた。
この逆算法なる創り方は多くの作家が使い人気がある。
理由はいくつかある。
①収束がしまる。
だらけた収束から逆算しようとはしないから収束は必ずしまるのである。
格好いい収束素材を見つけたら、もう好作は約束されたようなものである。
②必ずそこそこの作品になる。
駒取りが入らないようにすれば、必ずそこそこの作品になる。
③技術がなくても出来る。
逆算は技術が必要なようで、実は全く技術はいらないのである。
傑作を創ろうとしたら、いるのは技術でなくセンスである。
だけどいくら技術は不要と言っても、全く詰将棋を創った事がなければ、無理であろう。
詰将棋を沢山解き、いくつか詰将棋を創った経験がある人にお勧めなのであり、最初はコツが分からず苦労するかも知れない。
しかし、一旦コツを覚えたら非常に簡単に出来るようになるだろう。
今、良い作品が出来ず苦しんでいる人がいたら、一度試す事をお勧めする。
そして、逆算でそこそこの作品を創るため一つ心掛ける事がある。
駒取りを極力入れないようにする事である。
駒取りになりそうなら、それは合駒で出すようにする。
これでもうそこそこの作品は簡単に出来るようになる事を約束する。
傑作になるかは、その人のセンスと努力次第である。

最後にこの記事の目的を書いておこう。
ビギナー作家を有力作家にするのが目的である。
………とは見せかけで本当は将来の有力作家を潰すため。
逆算は楽な創作法。人は楽を覚えると抜け出せない。
有望作家を逆算しか出来ない作家にするのが目的で、僕が人のためにする分けないのである(笑)。