コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

謹賀新年 イの字2題

🎍謹賀新年🎍


★写真の図は「イ」の字の炙り出し2作(既発表作)。

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☆今年は正月のブログ更新で、年賀詰として「イ」の字を載せようと創るつもりでいたのである。
いつ創るつもりになったのかは、今年になってからなのである(笑)。

★出来なかったので既発表作にした。
「ヰ」の字も既発表作にある。それは「幻の城」に収録してあるので、見たい人は買って欲しいのである。

☆炙り出し曲詰として「イ」の創作難易度はどのくらいか?
カタカナ曲詰として「イ」の字はかなり低い方である。
発表されている作品数はカタカナ曲詰でダントツに多く、それはいろはの最初なのがあるが、加えて駒数的にも創り易いからである。

★ところが僕は「イ」の字は苦手なのである。
理由はモデルメイトになり難いのと、終3手目が捨て駒になり難いからでいる。
その両方のモデルメイトで終3手目捨て駒の収束は可能なのか疑問に思っている。
写真上の図はモデルメイトで終3手目捨て駒であるが、58に駒がある形である。
5×5の「イ」の字のモデルメイトで終3手目捨て駒素材はいくつあるだろうか?
逆算の利かない3手詰ならあるが、それもかなり少ない。
僕が「イ」の字の新作が出来なくて当然なのである。

〈詰将棋〉詰パラ2018・12月号ちえのわ雑文集

詰パラ2018・12月号を届いてまず見たのが採用作の確認である。
短編コンクールと同人室に投稿していて、短編コンクールはシード権があり、同人室も載るのは確定していて改めて見る必要はないがやっぱり先に確認したいのである。
すると同人室は投稿したはずが載っていなかった。
これは届いてないのかどうか理由を知りたいものである。

☆次は自分の作品の成績と解説を読む。
ここまではいつもの手順である。
その後は面白ろそうなのからになるが、今月はちえのわ雑文集であった。
今月のちえのわ雑文集は管理人の鈴川氏で、冒頭に気になる事は書いてあるがそれはスルー。
まあ、こんな事は誰でもある事なんでね。

★触れられているのは今年の高校上半期賞の改作についてである。
結論として改良図でなく改作図としているとある。
が、僕は直ぐ思った。
こんなもん改作になってないんじゃないか。
……これは改作でなく新作なのである(笑)。
作家としてオリジナルでないものを発表出来ないので改作としているのは分かる。
しかし、スマホ詰パラなら堂々と発表出来る。
鈴川氏はスマホ詰パラは参加していないようなので、この選択肢はないようである。
僕はこのスマホ詰パラの改作図OKのスタンスは詰将棋界に必要なものがやっと出来たと評価している。
それでも詰パラも改作OKにしたらとは思ってない。
詰パラ本誌は改作NGであるべきである。
つまり両方あるのが望ましい姿なのである。

☆さて、これからが本題。
この図を改作とするなら、それを掘り下げてみたい。
まず、高校発表図であるが僕はこの作品は看寿賞候補だと思う。
作者が問題としている点はただ一つ。詰上りに27角が不要駒となる事である。
これ僕が一評論家として言うなら全く問題ない。
看寿賞選考委員なら3作投票の内の1票を投じるだろう。

★で、次は一詰将棋作家としての評価は、高校発表図は詰上りに大駒が遊ぶのは論外。詰将棋にすらあらず。
つまり捨てである。
あくまでも仮の話だが、この作品が僕の作品だとして看寿賞に選ばれたなら辞退するのである。
勿論、これはこの作品が看寿賞に選考されたら鈴川君に辞退させようとして書いているのである(笑)。
僕は詰将棋の最重視しているのは詰上り図の美しさである。

詰将棋感は年々変わる事もあるが、僕が詰将棋を初めた時から詰上り重視は変わらない。
鈴川氏それから武島氏も同じで(柳原氏も)、僕とは違い最重要項目ではないかも知れないが、重要項目の一つになっているのは確かだと思う。

★僕が一評論家として評価するなら、文句なしに高校発表図の方が優れていると思う。
配置と手順に全く無駄がない傑作である。
しかし、この両図自分の作品で未発表だとしたら迷う事なく改作図で発表するだろう。

☆正直に話そう。高校半期賞作は看寿賞を受賞して欲しいと思っている。
そうなれば、看寿賞作品なんか僕からするとボツ作だと言えるのである(笑)。

〈詰将棋〉詰パラ2018・12月号(結果稿)短大

詰パラ2018・12月号(結果稿)短大】

★総評に竹中健一氏「今月は好作ばかりで順位がどうなるか楽しみ…」とある。
全くその通りである。
それは僕の作品が首位だったから言える事なのである(笑)。

☆僕の予想では自分の作品は2.80越えで順位はあるかもとは思っていた。
解説者は作者にしてみれば標準と言う感もある曲詰とあるが、僕自身も手順は標準の出来だと思う。
作意の時だけキチッと制空する感触が良く、かつそれが見えないと難解になるところは評価さるはずと思っていて、その判断は間違ってなかったようである。
ところでこの作品の解説を読んでいると同じ人の同じ短評を見たような気になるが、それは気のせいである(笑)。
ちょっとした担当者のチョンボだろう。

★短大13・14・15は山路.有吉・大橋作と続く。
名前だけでもどんな作品か楽しみになる。
3作共納得の好作であった。
ただ山路作と有吉作は良いけどこれが完璧な手順構成とは思わない部分もある。
一流作家の優良素材の最高の料理には感じないって感じであった。

☆最後に短大11広瀬作だがこれは素晴らしい。
今年の看寿賞が何になるか分からないが、その看寿賞になる作品よりこの作品を僕は評価するだろう。
それくらい素晴らしいのである。
まあ、僕が看寿賞作より良い作品だと思う作品があるのは毎年の事なのである。

★この作品の創作過程はまずは収束7手が素材とある。
そこから桂を全て35に打ち捨てる→そうするのに44角、45歩、56角が邪魔駒になる形が浮かんだのだと思う。
その形になったら作家ならしたくなる事がある。
44角、45歩、56角を打つ手を入れる事である。
それで作者の創りたい手順は出来た。
これは完璧な手順構成である。
詰将棋は配置の効率化のために本来の主題には必要のない手を入れたりするものである。
その方面で完成度を目指すのが詰将棋の基本の創作法なのだが、まれに余分な手は一切入れたくない手順もある。
それがこの作品で無駄な手がない完璧な手順構成になってのである。
完璧な手順構成なら形に批判するのは的外れ。
勿論、推敲不足で悪形なのは論外だが、やむを得ない悪形は悪い事ではないのである。

☆さてこれからが本題で、この作品、僕には気に入らないところが一つある。
それは3手目の歩を打ってない事である。
この手は打たないと面白さ10分の1にしかならない。
何故、打ちにしなかったのか。
それは打ちにするのが至難だからである。
打ちにするのが難しい理由は
①初手45角は詰まなくする→45合には同銀で詰むようにする→3手目45銀を詰まなくするのが難しい。
64と、65歩、66銀の形がほぼ絶対なのが辛い。
46歩の形は45歩なら55玉に37角~47桂で詰み、45銀ならそれが利かなく出来る。
②46歩型は初手で46桂を打てなくしている。
46桂は打てないと4手目34玉と戻られて困るのだ。

少なく共、この2点46歩型で解決していて、持駒歩にしてどうやって解決するか。
かなり難しいのである。
仮に可能だとしても短大に採用される形にならないだろう。
でも僕なら打ちに拘るだろうな。
完璧な手順構成なら悪形は悪じゃないと言う考え方なんでね。

〈プロ野球〉入団決定選手

プロ野球〉入団決定選手
巨人=丸、炭谷、中島、新外人、岩隈。
阪神=西。
楽天=浅村。
日ハム=王柏融、金子。

★日ハムが素晴らしい補強。
楽天は新人の辰巳も期待出来るので楽しみ大。
阪神は良かったってとこ。
問題は巨人。凄い戦力になったって気がしない。
バカな事やってるなとしか思えない、これで機能するかと逆楽しみ。
ネームバリューだけの選手を集めてだけ。
岩隈は故障さえなけるば一番戦力になるだろう。
投げさせてダメなら投げさせるだけ損。まあ、好きなピッチャーなので回復してて欲しいけど。
新外人は外人が日本で通用するかどうかはボール球を見送れるかどうかが一番。それに難点がある選手はメジャーリーガーでも通用しない。
ボール球に手を出すタイプのようで、ロサリオと同じになる期待。
中島は力落ちてるから成績を残せなかったと思うのが自然。
炭谷は小林並に打てない選手。将来性はない。
丸はダメになる予感。
巨人だからじゃなく実力以上の高年俸は選手を100%ダメにする。
丸より坂本が上の選手。
丸が5億とするなら坂本は7億、菅野に8億出して相当。
実際はそれ以上のようでダメになる事が確定。可哀想に。

〈詰将棋〉詰パラ2018・12月号(結果稿)中学校

詰パラ2018・12月号(結果稿)中学校14は収束3手からの逆算をしている内に飛の一段上りが出来そうと思い創った作品である。
もう少し良い点が出るかと思っていたが、妙手がある分けじゃないのでこんなものであろう。

☆一段上りのユーモア作なのであるが、3手目48飛打として37玉、 47飛、36玉で37飛と寄る手順にするのも面白いと思いどちらにするか迷った。
一応17・25を歩にして36銀を玉方19とにすればその手順になるかと思う。
これは19とが気が利かない配置なのが難だが、手順はこの方が味があって僕は好きである。
狙いが明白な方を選んだのであるが、これで良かったとは思っているのである。

★ところで今月の中学校では12野村 量作が凄い良い作品だと思う。
評価点が出る詰パラの学校向きでないので得点が低い。短編コンクールとかで見たかった作品である。

〈プロ野球〉移籍多し

プロ野球
☆今年のプロ野球は引退・自由契約・FA移籍が滅茶多し。
引退は岩瀬、浅尾、杉内、山口鉄也とかスーパー選手が何人も。他にも一流どころが数多し。
岩瀬はやり尽くしての引退だけど、浅尾、杉内、山口の3人は年齢はまだまだなのに故障で引退とは寂しいもの。

自由契約は上原は怪我が直れば再契約になるから自由契約とは言えないだろう。
金子は大減俸で自由契約になったのだが、高年俸が現在の成績に見合う年俸になっただけ。
適正価格+実績なんで他の球団は獲得するだろう。
中日のガルシアは年俸が折り合わず自由契約に。
僕は中日ドラゴンズは期待出来るピッチャーは凄く沢山いる。優勝争いも可能なくらい。
ガルシアの代わりに若いピッチャーに登板機会増やした方が将来的には良いのでむしろ歓迎してる。

☆FA移籍は浅村は楽天、丸と炭谷は巨人、西は未定。
浅村の楽天移籍でパ・リーグはより面白い。
西武は打力はあるので浅村が抜けても大丈夫。投手力を上げればカバー出来る。
楽天は貧打解消になり戦力均衡で面白くなりそう。
巨人は小林も阿部もいるのに、外野は陽、長野、ゲレーロとかいる。丸が入れば外れるのはゲレーロか。
内野は中島と凄そうな外人を獲ったけど、坂本、岡本といるので二人は使えない。中島は代打も二塁も出来るだろうけど、二塁に使えば吉川が育たない。
結局は昔の巨人のだぶつき補強なんで機能しない可能性大で中日ファンの僕としてどうなるか楽しみなくらい。

★広島が丸が抜けてどうなるかだが、僕は広島の戦力が抜けているとは思ってない。
他のチームとの違いは野球に対する意識、勝負に対する意識の違いが段違い。それでぶっちぎって優勝している。
なので丸が抜けても大丈夫。
流石に戦力ダウンは間違いないのでぶっちぎりはしないだろうが優勝候補だろう。
面白いはカモにしていた巨人戦がどうなるか。

☆来年のプロ野球はこれだけ動きが多いと予測不能で面白い事になりそう。