コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

8月号の表紙

詰パラの表紙にはいつもプロ棋士の似顔絵が書かれているが、最近のプロ棋士は知らないので分からない事が多い。
表紙の似顔絵は写真を模写しているだけで、特徴をとらえて描いているとは言いがたい。
だから、余り知らない人だと分からないが、よく模写されているので知っている人だと分かる。

★今月の表紙は昔から知っているので、分かった。
清水市代だね。
昔から知っていると書いたが、オバンと言う意味じゃない。
もしかしたら好みなのかも。

詰パラ2017・8月号

☆8月号の採用作は小学校・中学校・大学院の3作。
今月で入選200回になった分けだが、入選回数がどうのこうのは考えた事はない。

ただ、200回記念展はしてもらえるのが嬉しい。
本当にしてくれるかは心配だが、2作投稿しているので、これで入選回数を2回稼げるのである(笑)。

詰パラ8月号到着

詰将棋全国大会の前に迷惑本が届いたのである(笑)。
この本が届いてからは読むのに夢中で、創作が全く出来ていない。迷惑な話である。
多分、この本を一通り読み終わるまで創作は出来ないだろう。

そして昨日又、さらなる迷惑本が届いたのである(笑)。
この本のお陰でしばらく前の迷惑本を読む事が出来ないのである。

創作パズル(6月26日出題)解答

f:id:katsuaki3r0429:20170727185004j:plain

☆6月26日に出題した創作パズルの解答である。

持駒 金歩歩歩
玉方 23玉、25歩
詰方 34飛、35香以上。

これは夕刊フジの角 建逸氏の作品。
詰手順は14金、12玉、32飛不成、22桂合、③13歩、11玉、22飛成、同玉、②23歩、11玉、12歩成、同玉、24桂、11玉、①12歩、21玉、32香成迄17手詰。

★創作パズルとしての出題問題としては①より持駒 の歩を減らし22歩成、同玉、32香成、11玉、12桂成の手順にせよ。
出題の意図は、自ら打った14金や23歩が詰上がりに不要になるのは詰将棋として醜いからである。

☆さて、これを実現するには収束をどう付けるかがあるが、それは何とでもなる。
それより重大なネックがあるのである。
②の23歩の時、12歩成、同玉、24桂とすると11玉は12歩で詰み。
21玉(22玉)なら32香成で詰む。
これは作意と同じ形になるため、以下12桂成で詰ます場合この余詰は消す事は出来ないのである。

★一見この余詰は修正不可能であるが、それが頭を使うと出来るのである。
24桂を取れる形にして、その時に23歩がないと詰まなくすれば良いのである。
玉方 25と、詰方 54龍で24同とには22歩成、24龍で詰ます感じである。
この形はさらに詰方 26桂と置く事により、12桂成、同玉、13金、同玉、14龍迄と収束問題も解決する。

☆さてこの形③からしか成立しそうにないが、そこからの最大のネックは23歩で23金、同玉、14龍、22玉、12歩成の余詰である。
この順は14に詰方の利きがあっては消す事が不可能である。
でも考えれば出来るのである。
14の利きは作意では利き、余詰では利かなくすれば良いのである。
そんな事が出来るのか。
作意は32香成がある。
つまり32香成とすると14に利き、しないと利かないようにするには。
ここまで書けば答は分かるはずである。

★ここまで来たら32飛不成、22桂合も成立させよう。
これのネックは32飛成、11玉に31龍や41龍の余詰である。
31に何か利かせば消えるが、作意の32飛不成に11玉をどう詰ますかが問題である。
これの解決は54龍を利用するのが得策。
31龍の余詰は54龍があるからであり、玉方42角みたいな配置で、32飛不成、11玉は51龍、同角の変化にするのである。

☆写真の図は初手14金から成立させたもの。
余詰順が強く、非効率な配置や自陣と金があるが、一応の解答図である。
実際の創作だと配置を考慮して、無理して入れた手をもっと自然に入る手はないかとか考えるものである。
この図を見て、もっとこうしたらと考えてみてはいかがか。

全国大会ミニ解答選手権

★全国大会で行われたミニ解答選手権は藤井四段の優勝となった。……ようだ。
問題であるが、どうも藤井四段が優勝するように作成された感がある。
3・5手詰のみ(意表を付くための1手詰はあったが)とは言え、30問題を15分で全題解答するのは普通の人では無理である。
藤井四段とて時間的にはそれほど余裕がある分けではないはず。
主催者の狙いは藤井四段に1題誤解させる事にあったと言えよう。
この狙いは成功した。

☆図面は朝日新聞に載っている。
まともな作品で誤解させるのは不可能に近い。
実は、詰キストからするとイカサマ問題であった。
どうイカサマか。このブログは詰キストしか読んでないと思うし、詰キストなら分かっている事なので、いまさら書く事ではないが書く事にしよう。

★歩以外の駒を全部配置すれば、玉方の持駒は歩しかない。
その状態で飛不成が作意になる特殊な形がある。
その特殊な形では、原理を知っていたら藤井四段だけでなく、万人が見た瞬間に偽作意が見えてしまう。
その特殊な形にして、玉方持駒は歩のみと思い込ませたイカサマ作品なのである。
勿論、これは作者をけなしているのではない。
よくぞ考えたと褒めているのである。
このイカサマは香が3枚しか配置されてない事がバレた時点で終了である。
そのためには時間的に余裕があってはダメで、その辺は周到に練られていたようだ。

☆このイカサマは、盤面の駒を数えられたら終わりなのだが、実は盤面の駒を確認しなくても、インチキがある事のデータは与えられている。
もし、玉方持駒が歩だけなら58角を空き王手したら合駒がないので1手詰なのである。
仮に玉方持駒歩のみと思っても、インチキである事が分かるようにしているので、フェアプレイだったのである。

★僕は実は問題作成に10作協力して8作採用されている。
しかし、僕は編集には携わってないのである。
採用されなかったのは、初心者向き1作と不詰用1作であった。
初心者向きは他のこれより良い作品が使われた。
不詰用とは6作の内、不詰問題もある事を知らせ、それは不詰と解答して正解になるもの。
実際の不詰問題となったのは、一目でこれが不詰と分かるものなので、良心的な問題であった。

☆僕は出題問題がどのように編集されたか知らなかったが、出題問題を確認して、この問題編集ではダメだと思う事がある。
それは空き王手型と持駒制限型が多過ぎる事である。
この手の問題は普通の人は余り多いと食傷して解く気がなくなってしまう。
3割を越えるのは良くない。
空き王手型10作以内。
持駒制限型は3作以内にするべきである。

★とは言っても、正攻法で良い作品で解くのが難しい問題作成はほとんど無理である。
そんなものが出来たら、詰パラに投稿するためにとっておく。
それでもこの問題は差し換えた方が良いなと思う問題は少なく共5作はある。
時間を使わせるだけの品質が悪い作品が5作もあっては食傷である。
一つだけどの作品か書いてみよう。
第18番である。
……ん?あーっ、これは僕の作品だったー(笑)。

祝!詰将棋全国大会成功

☆昨日、名古屋で行われた詰将棋全国大会は大成功だった。
……と何も知らない僕が言っても良いものかであるが、良いだろう。

★まず、看寿賞と門脇賞受賞者が全員参加されたのが素晴らしい。
……と看寿賞をもらっても参加する気がない僕には言う資格はないのである。
ま、僕がもらえる賞でないと言う事で許してちょ。

☆次に藤井四段の参加で盛り上る。
これは僕の予想だが、運営委員会は予め参加の確認はしていたと思う。
マスコミ対策として箝口令が敷かれていて、公表出来なかっただけだと予想している。

★ミニ解答選手権選手権は余興であるが、藤井四段の優勝。
宮田六段の準優勝。
竹中健一さんの3位で順当過ぎる結果だったようだ。
いくら3手5手のみとは言え、普通30問15分はキツイ。
実は出題問題作成は僕も協力していて、どの作品が使われたかは知らないのだが、僕の出題問題はまともなんで実力者には読み易かったであろう。
なので、藤井四段が優勝出来たのは、一般にはちょっと骨があり、藤井四段には読み易い問題を作成した僕のお陰なのである(笑)。

☆藤井四段の間違えた問題は、玉方の持駒を確認すれば間違えようがない。
玉方の持駒を歩しかないと思わせた、言わばインチキ問題なのだが、上手く考えたものだ。
僕はこの出題問題は知らなかったのだが、僕はと言うか詰キストは時間に余裕があれば絶対はまらない。
しかし、30問15分だとかなりはまっただろうな。
誰が考えたのだろう。

★もっとも、不詰順は詰将棋で、作意は詰将棋になってないがそれが正解の問題を作れと依頼されていたが無理だと断っていた。
僕は性格な素直なので、それは無理なのである(笑)。

指し将棋が強そうな詰キスト

★アンケートで「指し将棋が一番強そうな詰キストは誰」と聞かれて、実際に強いと知られている人を答えてはアカンと思うな。

☆なら一番強そうな詰将棋作家は僕だろう。
しかし、僕は実際に強いのである。
どのくらい強いかと言うと、自分で「強過ぎる」と言う(ブログに書いている)くらい強いのである(笑)。