コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰パラ2017・4月号(結果稿)デパートeureka作

★ブログの更新は最近はたまにするだけになってしまった。
今までは結構マメにしていたのに。
一度サボり癖が付くと中々更新出来ないものなのである。
……あっ、これはバビル3世ブログの話である(笑)。
因みにバビル3世ブログは詰将棋専用のブログではアクセス数が最多である。

☆デパート結果稿のeureka個展は批判的な意見はあると思うが、1月号ちえの輪雑文集の久保氏の問題提起の意味があるので、個展にしてこそ意義があると言えよう。
これに関して、総評に誌面を多く裂いているのはデパート担当者として英断だと評価したい。

★5作を観ての僕の評価であるが、全てを言い表している評がある。
竹園 政秀「これはまあまあ良い。」である。
これは①の評だが、僕もまともに作品と言えるのは①だけだと思う。

☆酷いのは⑤である。
僕が以前記事にした時に別案図を提示したような気が……。
その図は74香が限定打に気が付いてなかった気がする人がいると思うが、それは気のせいである(笑)。
この⑤は谷川浩司作の先行作があり入選取消しになった。
これどちらが先かでなくどちらが優秀かなら、ハッキリ谷川作の方が良い。
これeureka作が先に発表されていたら、谷川作は発表出来ないよな。
これ僕は大きな問題だと思う。

★僕は結論的にはコンピューターによる自働検索は大賛成である。
ただし、コンピューター検索で出来た作品は素材にしかあらずと僕は考える。
コンピューター自働検索で出て来た図を推敲した結果、そのままでも作品になると判断したならそれは堂々と発表して構わないし、それは創作だと思うのである。
しかし、一応良い手順で完全作だから発表するのは問題があると思う。
出来の悪い先行作があるために、後に完成度の高い作品がコンピューターのせいで発表出来なくなるのは本当によろしくない。

☆これは総評を見ると解答者もそう考えているように思われる。
TETSUさんは「おもちゃ箱」にeureka作品を公開している。
これは発表になるのだろうか?
僕の考えでは、それらの図に誰でも、何らかの手を加えるならば、新作と発表可能だと考えるがどうだろう。
コンピューターは最大限に利用しなくては損だと思うし、TETSUさんもeureka作品から素晴らしい作品が生まれるなら喜ばしい事だし、又そのままで完成品なら堂々と発表も出来ると言うものである。

☆指し将棋では今は人間よりコンピューターが強い。
詰将棋でもAIが開発されれば、コンピューターの創作技術が優秀になるのは見えている。
現在のコンピューターは自働創作に活用しても、精度が低過ぎてなんら問題ない。
しかし、コンピューターが優秀になれば当然良からぬ事は起きる。
今は相当開発されても詰将棋創作が阻害される事はないだろう。
でもこれ以上は勘弁してくれと言う境い目はある。
その時になってからでは遅いと、AI開発に反対するのは分かる。
それでも、まずはこんなのがあったら良いなと思うソフトは開発して欲しいと僕は思っているのである。

藤井四段快進撃

☆藤井四段がデビュー後負けなしの☆☆連勝のようである。
まだ続行中なので星印にしたが、これは僕が何連勝か知らないからではないのである(笑)。
しかも、非公式戦ではA級棋士にも勝っているようで、フロックでない実力を感じさせる。
まあ、僕からすると卓球の平野美宇選手の中国選手3人撃破の方がはるかに凄い事である。
この二人に感じる事は本物の実力があっての結果である。
僕は卓球は見る目があるけど、将棋の方は見る目がないので受け売りみたいなもんだが(笑)。

★将棋界は24年~23年周期で第一人者が現れている。
大山全冠→24年中原全冠→23年羽生全冠と言った具合である。
それで行くと1970年の次は1993か1994年に第一人者が現れなくてはいけない。
藤井四段は2002年生まれで10年近くも遅れて登場である。
その分、力がたまっていて、それ相応の結果を残す事であろう。

☆そこで、僕が700号記念の時に創って使えず困っていた「7」が使える日が近いと言うものである。
まあ、これのオチはこのブログの読者には見えているだろう。
しまったー。「7」があったのに又創ってシマッタ……と言うオチが見え見えなのである(笑)。

祝!平野美宇ちゃん優勝

★このブログは詰将棋専用にして詰将棋以外は別ブログに書く事にしたのだがビッグニュースなのでこちらに書く。

☆アジア卓球選手権で平野美宇選手が優勝した。
去年かにワールドカップで優勝したが、中国選手は出ていない。
今回は中国選手が出ていて、勝てば実力世界一と言える大会である。
準々決勝ではリオ・オリンピック優勝の丁寧に勝ち、準決勝と決勝では中国選手にストレートで勝つとは。

★僕は美宇ちゃんがかわいいから応援しているのではない(笑)。
かわいいけど。
純粋に平野選手の卓球が好きだからである。
まず、レシーブが巧いのでラリーになり易い。
そして、全てのプレーの平均値が高い。
卓球の質が凄く良いのが魅力なのである。

☆最近はラリーでの得点率が上り、ドンドン強くなっている。
順調に行けば、東京オリンピックではエースとしての活躍が期待出来るであろう。

創作技術検定問題中級編

★解答選手権一般戦②沖 昌幸作は次の図。
沖 昌幸さんはありがたい事に、このブログに時々コメントをくれる不透明人間さんのペンネームなのである。

持駒 飛金
玉方 21桂、23歩、25金、32玉、61桂
詰方 33角、55金以上。

この作品、初手はこの一手たが、3手目でヌルヌルとした手を考えて解くのに結構時間がかかってしまた。
何分かかったかであるが………あー良かった。
時間を計ってなくて(笑)。

☆この作品結構良いなと思った。
好みで言えば6題中一番好きなくらいである。
この作品を見て即座に思った事がある。
54玉の形にして55金を入れたいなと。
最後に捨てる手が良い味なので、打っておきたいと言う事なのである。
これ自体は配置のバランスを気にしないなら、かなりイージーである。

やってみたら思った通り宙ぶらりんの嫌な形になったので、どうするかと考えたら閃いた。
55を銀にして初手より31飛、43玉、54銀、同玉、55金、43玉以下同じ手順である。
55銀なら54金打、34玉、45金、同玉は55角成が不能で不詰にする事は可能である。

☆前置きが長くなったがここで創作技術検定問題である。

〔沖作を31飛、43玉、54銀、同玉、55金、43玉以下同じ手順の作品を創れ〕

配置は横にズラすのは可。縦にズラすのは最後角が成れないので無理。
55が銀と金の違いを6筋より左でしなくてはならないので広がるのは仕方なし。
難易度は僕には易しい部類に入るとは思うが、難しい人は難しいであろう。
一応、中級問題とする。

★コメントは承認制にしてある。
良過ぎる作品はコメントするのはもったいないと思う人がいるかも知れない。
その場合は公開せず、僕の名前で投稿するので心配無いのである(笑)。

詰パラ2017・4月号角氏解説

詰パラ4月号の勝浦 修新春詰将棋の解説は角 建逸氏である。
角氏は詰将棋関係の仕事をしている人である。
勝浦九段に直接インタビューをするとは良い仕事をする人である。
これはお金をもらえる仕事である。
しかし、1円ももらってないと予想する。
次のやさしい曲詰で作品を載せるのが餌さになっているからなのである(笑)。

★ところで②の詰方13歩は玉方11香・21桂にする事が可能とある。
僕なら11香・21桂の一択になる。
僕は実戦型になるのは評価しない。理由は詰上り詰方不要駒を嫌うからである。
詰上り詰方不要がなくなるなら玉方駒は増えても良いと言う考え方なのである。
なので僕は11香・21桂の一択なのである。

これはヤング・デ・詰将棋②川西直哉作の玉方15香を詰方16歩も同様である。
詰上り詰方不要駒になる16歩など僕は論外である。

詰パラ2017・4月号(結果稿)中学校

詰パラ2017・4月号(結果稿)中学校】

①三輪勝昭作。
珍しいくらいの低得点。
古い作品で発表先がないなと思っていたら、トリ年の1番なら好意的に見てくれないかなと思って投稿したのである。
評価を問う作品でないので、思惑通りの好意的な短評があり満足である。

④中村 宜幹作。
二段階成香変換。初めてかな。面白いと思ったけど、作意は瞬時に見えるのに持駒強力で余詰を消すのが大変ではある。
だけど、何でこんな形にしたか不思議である。

持駒 飛金金金銀銀
玉方 14香、16玉、18歩、25香、32香、36歩、43銀、44と、46と、48と
詰方 29香、37桂以上。

これくらいで成立してると思うが。
持駒は飛金四銀でも大丈夫だと思う。
これでも悪形ではあるが、発表図よりましで、すんなり出来る図なんだけど。

詰パラ2017・4月号選題の言葉

詰パラ2017・4月号の選題の言葉に突っ込みたい。

小学校=選題の言葉の意味がしっかり分からないので違う場合は次の意見は選題の言葉とは別に考えてもらいたい。
無駄合と有効合の判別が付かない時のために、変化2手長駒余りが容認されるようになったと思っている。
無駄合と有効合の微妙な判定のために変長ルールを使う事ほど悪い事はない。

中学校=僕はいつも担当者の配列順は何を基準にしているか不思議に思っている。
手数順でもないし(笑)。
手数順でない事があるのはミスで、まずは手数順。
次はと言うとランダムかも。
担当者は「私の感触では配列が評価に影響している事はない」と書いているが、僕は1番が易しい場合はより厳しく、5番が優れている場合はより高く評価点が出ると思っている。
高評価されそうな作品を故意に最後にしないのは、選題の言葉は逆だと僕は思うが、担当者のやり方は逆の逆で公平になっていると思う。

高校=パソコンが故障したらしい。
あっ、これは近藤 郷さんの話である(笑)。

短大=前から曲詰特集をして欲しいと思っていたが、一番集まった時期でも5作揃わないなら中々難しいと言う事になる。
曲詰は解答者には人気があるはず。
もっと皆、短大に曲詰を投稿しよう。

大学=初入選特集。
ほんとかよ。
特に⑪少彦名作が怪し過ぎる。
それとこのペンネーム何と読むのだろう。

大学院=4人合作ならペンネームにした方が良いと思うが。

因み僕は
三田 九路寿=田中 徹+三輪
住之江 看和=小川 悦勇+三輪
武島 広秋+三輪だと美輪島 明宏になるが、この二人の合作はないだろな。
今は、全く作品を見せ合わないのでね。