コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

最速記録更新

日本ハムの大谷が自分の持つストレートの最速記録を更新したらしい。
全く意味のない事である。
本当に良いストレートはバットに当たらない。
大谷のストレートはバットに当たる事がある。
本当に良いストレートでなければ、最速スピードなんて価値がない。
本当に良いストレートとはスピード+伸びである。
伸びのあるストレートはバットに当たらないのである。
伸びとは言っても、球が伸びるのはあり得ない。
感覚的なものである。
数値化するとしたら、ベース上の球の回転数だと思う。
現在は計測には、高速カメラで撮って、1コマずつ分析するくらいしかないのだが、これをスピードガンみたいに計れたら面白いなと思う。
どう言う計算になるか分からないが、ストレートのレベルを数値化出来る。

☆僕の感覚で、僕の見た投手でストレートのベスト3はと言えば
まず、藤川球児(全盛期)
それから江川 卓(高校時代)
それからもうひとりは山本昌である(笑)。

★この記事は24時間以内に消滅するのである。
多分(笑)。

詰パラ8月号結果稿小学校23の改作

詰パラ2016・8月号結果稿小学校23を改作してみた。
小学校18となっているが、23である。

小学校23
持駒 銀
玉方 15歩、24銀、35玉、42香、45歩、52桂、54歩、64歩
詰方 13龍、32角、37馬、38香以上7手詰。

収束の33龍は豪快な素晴らしい手。
……なんだけど既に前例がある。
狙いは歩頭に連続して銀を捨てる事である。
改作したいところは52桂・64歩である。
これは26銀、44玉、24龍、53玉(34合は同龍)、54龍とか54角成又は初手46銀、44玉、24龍、53玉(34合は26馬迄)の余詰筋が強力でどんな配置にしろ嫌な感じにしかならない。
24か54に玉方の利きを作れば簡単に消えるが、54に利いては2手目同歩が詰まない。
24は4手目35玉が変同。
同歩の変化は54に利いてはだめだが、24は変化を工夫すれば可能である。
24に利かすのは可能であるが、24に利かす駒と変化用の駒で2枚は必要。これは52桂・64歩と同じ嫌な配置しかならないので、創作時に捨てている。

☆創作時は詰方変化用の駒を置かないと決めていた。
そこを1枚変化用の駒を置く方針で考え直してみた。
それが
詰方 13龍→23龍・32角→53と、15桂(玉方15歩省)。
玉方 42香→16角。

42香は33龍、同玉、55馬で42に逃げられなくする駒で43に利かしている。
53とにする事で42に置く必要はなくなったが、43には利かす必要がある。それは2手目25玉と変化のための16角にする事が出来る。
15桂は33同玉で23に逃がさない駒。理由はそれだけである。
他の配置は13とでは、33同玉、55馬の時 、22に馬が利きが必要なくなる。
22となら32に香の利きが必要なくなる。
こんな配置は僕の作品では絶対にダメである。
15桂が最も良い。
この変化にしか役に立たないのを我慢すれば、メリットがある。
33同玉の時に玉の周りに駒がないのがすこぶる感触が良いのだ。
発表図は32角と42香がいた。
断然53と・15桂の方が優れると思う。

★この図を検討すると、5手目24龍、53玉、26馬で余詰む。
修正は色々あるが、54歩を65とにしようと思う。
3手目は歩頭でなくても、良い感触はあると判断した。

改作図
持駒 銀
玉方 16角、24銀、35玉、45歩、65と
詰方 15桂、23龍、37馬、38香、53と以上7手詰。

☆この図なら前期なら半期賞の次点だったかも知れない。
今期なら次点にはならない。
次々点いや、次々々点いや、次々々々点いや……何番手なんだ(笑)。

炙り出し曲詰の創り方

★この記事は炙り出し曲詰の創り方である。
一見、炙り出し曲詰の創作講座のようだが、僕の創り方であり、これから炙り出し曲詰の創作をしようと思っている人の参考になるかは疑問である。

①まず、創る字形を決める。
カタナカの場合、基本は5×5にバランス良くであるが、誰が創っても同じ字もあるが、微妙に違いが出る字もある。
これは本人が良いと思っても、おかしいと言われる事があったりする。
祝賀曲詰なら人に聞いてからの方が良いだろうが、僕は創りたい字を創っているので、好きに創っている。

②字形、つまり詰上りの駒の位置が決まれば、まず1手詰の局面を作る。
そこで気を付けるのはモデルメイト(ピュアメイト)にする事である。
モデルメイトとは詰上りに玉の周りに詰方駒の利きが重複しない事である。
それと詰上りに参加していない駒がない事。
詰上りに参加していない駒があるのはピュアメイトと呼ぶようだが、目指すはモデルメイトではあるが、ピュアメイトでも良しとする。

③1手詰の局面は色々選択の余地がある。
最後の王手駒が決まっても、その駒を支える駒を何をどこに置くか。
玉がそこに行けないようにする駒も色々ある。
例えば55玉に44に行けなくする駒は33銀もあれば、43ともある。44玉方駒もある。
色々試行錯誤して、逆算可能な形を探すのである。
逆算と言っても3手詰ではない。
少なく共5手以上。
7手詰くらいにはしたい。
この逆算であるが、これのコツは説明し難い。
慣れれば逆算は非常に易しい技術である。
要は経験である。

④7~9手詰迄になる迄逆算したとする。
そこ迄逆算するとある程度これしか出来ない駒が決まって来る。
それでもどうするか選択の余地がある駒はある。
ここで一つ問題を出そう。
7手詰の素材が出来たとする。
一つは配置の選択可能な駒が多い素材。
もう一つは選択可能な駒が少ない素材とどちらの素材の方が創り易いか?
これ僕の場合は完全に後者である。
素材から更に逆算しようとすると、配置が決まっていた方がトコトン考えられるからである。

⑤そうこうして素材が出来る。
さてやっと曲詰創作のスタートが出来る。
……と言うのは嘘。
これはほとんどゴール。
曲詰創作の大変なのは素材創りである。
僕がちょっとは良い曲詰が出来る時は、素材創りに5時間以上かかっているのである。

★僕が炙り出し曲詰を創りたいと思っている人に助言する事があるとしたら、素材創りでメゲない事である。

〇〇手法

★某一流ダジャレ芸人で詰将棋作家がいる。
その一流ダジャレ芸人兼詰将棋作家は最後に捨てる駒を最初に打つ事を鈴川手筋と呼ぼうとしている。
言語道断である。これは手筋ではない。
創り方なので「鈴川手法」と呼ぶべきである。
ただこの作家は、まれにセンスの悪い入れ方をする 事がある。
それを鈴川手筋と呼ぶのは賛成である(笑)。

☆さて、他に自称、半一流作家と名乗っている作家もいる。
この作者は翻弄物しか取り得がない。と言えば誰か分かるだろう。
この作家の得意技はわざわざ取られるようにしてから捨てるのが上手い。
これって意外に真似する人は少ない気がする。
なので「三輪手法」と呼ぼうと思って………はいない。

★今月9月号の学校で、そのまま指せば取られないのに、捨て駒をしてわざわざ取られようにして捨てる作品がある。
僕はこれが大好きなのだ。その作品はもう自分の作品のように思っているのである。
このように自分の創った作品でないのに、自分の好きな作品は自分の作品と思ってしまう。
これは三輪手筋なのである(笑)。

最年少記録よりも

藤井新四段の史上最年少は凄いが、僕は加藤一二三九段が今迄最年少記録の持主なのに現役最年長な事の方が凄いと思う。
なので、加藤一二三九段に会ったら聞いてみたい事がある。
いつまでやるつもりなんだと(笑)。

祝!藤井新四段

☆藤井新四段最年少の誕生はビックニュースである。
詰将棋にとってこれ以上喜ぶべき事はないのだが、残念な事でもある。
僕の持論では、半分の人間は詰将棋創作は実戦に大きな害があるのである。
詰将棋創作をすると、香1枚以上棋力が落ちる危険性がある。
詰将棋作家にも色々タイプがあり、創作は必ずしも実戦に悪影響があるものではない。
谷川さんは実際に実戦に悪影響があった経験から、詰将棋創作を禁じているようだ。
僕もそれに賛成である。
藤井新四段には将棋で頂点を目指して欲しい。
僕の言う頂点とは羽生ではない。
羽生さんはほぼ今がピークか、それとも既に落ち始めている。
藤井新四段には、始めは羽生さんが目標としても、将来はコンピョーターと互角に渡りあう事を僕は期待している。
それには詰将棋創作は御法度である。
詰将棋を創りながら、コンピョーターと互角に渡りあうのは不可能。
そもそも、詰将棋創作を封印しても、コンピョーターと互角に渡りあうのは至難かも知れない。
もし、三段リーグで3年くらい停滞したなら、こんな期待はしなかっただろう。
三段リーグで苦労したら、実戦での駆引きとかで地力はより付くと思う。
だがそれはコンピョーターには通用しない。
コンピョーターに通用するには、少なく共、三段リーグは才能で通過しなくてはいけない。
僕は藤井新四段には究極の期待をしている。
だから、詰将棋は創ってもサラッと創るだけにして欲しい。

藤井プロが詰将棋創作をするなら、将棋のピークが過ぎる50歳からすれば良い事である。
残念だが、仕方ない事だと思う。

2016上半期名無し名人賞予想結果

【2016上半期名無し名人賞予想結果】


[小学生]
半期賞予想は上谷作で同じ。2作受賞なしの予想も同じ。
名無し名人賞予想は作者は当たった(笑)。
小学校10の作品は初手が甘いし、16桂はその初手を成立させるだけの駒に見えるが。
超短編としては甘い造りに思えて、これが名無し名人賞では甘い気がしてしまうのだが。

[中学校]
半期賞予想は同じ。
名無し名人賞予想も鈴川作の修正図なのも当たった。
流石である(笑)。

[高校]
半期賞予想の小林〇樹作は同じ。
2作受賞だろうとの予想も同じ。
自分のブログ記事を読み直すと、2作受賞とは書かずに「もうひとつは」と2作受賞が当たり前のように書いていた。
多分、2作受賞と思うのだが、2作目は予想してなかった。
予想するなら鈴川作なんだが、谷口作の方が優秀だと思う。
名無し名人賞予想は氏のブログ記事は書かれてるとこが、そこだけ汚れみたいに見えて何か不明である(笑)。
当たった事にしてくれたまえ。

[短大]
半期賞予想は食い違った。
有山作か安田作か。はたまた別の作か楽しみである。
名無し名人賞予想は安田作かも知れないと書いたので、当たった事にしてくれたまえ。

[大学]
半期賞予想は同じと言えるだろう。
名無し名人賞は半期賞確実作は避けると言う分析は合っていた。
2作受賞があるとは考えもしなかったが、ここは2作受賞ではないようだ。
名無し名人賞は仲田作もあるかなと思ったが、ハズレはハズレである。

[大学院]
名無し名人さんの予想で当たりだろう。
僕は長編は門外漢なので、何も書かないのが賢明なようだ。